without you
『とにかく、おまえは眠ってるだけのように見えたから、ひとまずおまえ宅まで送るにとどめた。おまえを運んだのは俺だが、荷物運んだのと、ブーツ脱がせたのは江上だ(ボストンバッグが意外と重たいと言ってたぞ)。』

カッコ内のメッセージに、思わず私は笑ってしまった。

『あと、管理人の皆川氏に頼んで、マスターキーでドア開けてもらったから、会ったときにでも礼言っといてくれ(おかげで俺と江上は皆川夫妻と仲良くなった)。』
「ってなんですかそれ」

私は呟きながら、またカッコ内のメッセージを読んで、口元に笑みを浮かべていた。

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