without you
「・・・さくら」

呟き程度の声しか出てなかったと思う。
でも、さくらは私に気づいてくれた。

私は一瞬だけ、その場に怖気づいてしまった。
だけど。
よく見ると、さくらは、一緒にいる医者と思われる人と、口論しているように見えた。
少なくとも私には、さくらはその医者と一緒にいたくないように見える。

今怖気づいてる場合じゃない!
私は自分にカツを入れながら、妹の方に向かって、ズンズン歩き出した。

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