without you
「・・・誰、あの男」
「しつこい男。とても優秀なエリート外科医なんだけどね。なんで私なんかに・・・もう恋愛する気なんか全然・・・ない、のに」
「つきまとわれてるの?私から一言言おうか?それ、とも・・一発、蹴りでも入れてやった方が、いいかな」
「ううん。いいの。もう・・いい」
「そう?わたし、護身術習ってるから、イイ蹴りお見舞い・・できるよ」
「いいって。お姉ちゃん、生きててくれたから。無事だった、から・・・うぅ。ごめんね。お姉ちゃん」
「何言ってんの!さくらこそ・・・生きてて・・無事でよかった。ごめんね。ホント、ごめん。ずっと・・・ごめんね。もう大丈夫だから。あいつはもう、何もしない。もう終わったから。お父さんとお母さんも元気だよ」
「うぅ、よかった・・・ううぅ」

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