ヒトメボレ
第二章

好き





すき、スキ、好き。




私は『好き』についてよく考えたことがない。





でもなんとなく、この変な感じが好きなんだな、っては思う。





すき、かぁ。




私はまたあなたを好きになったよ。



昔より、ずっとずっと好きなのかも。




だって、こんなに胸はどくんどくんしないし、顔も熱くならなかった。




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