私の周りの馬鹿な奴らの物語
『あ、葵も乗りたかったの?ならこんど3人でのろうよ。』


のりたかったんだ。修也にヤキモチだ。



「ほんとに、乗ったんだ。どうしてよ、ばか。」



『葵、そんなに乗りたかったの?ごめんね?』



「ちがうわよ。いい?今から私がゆうことちゃんと聞いてね?」



『うん。』


「修也のバイクに乗った所を他の人に見られて噂になってるの。修也うんん。''龍炎''はバイクを乗せないことで有名だから。だからそれを見られたあんたは'龍炎''にとって大切な女として見られるの。」


『え?』


意味わかんないんだけど、
ただ修也のバイクに乗っただけで龍炎の大切な女とか……


見た人馬鹿じゃないの?
あたしまず龍炎とか関係ないんだけど。
それにあんだけ今も女を相手しているのに、どうやったらその発想に行くのかをあたしは知りたい。


それにはっきり言って


『...面倒臭いな。』



あたしはこんな面倒ごとに巻き込まれたくないんだけど。







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