魔女に恋した王獣
玄関から出たところにいる沢山の生徒
その生徒たちは一方だけを見てヒソヒソと話している
それを気にせず歩き出す
人だかりのなか見えて来るのは今日乗ったジンのバイク
そしてそのバイクに寄りかかりながらこっちをみているジン
そう言えばさっき水をかけられたせいで濡れている身体からはまだ水が落ちていて、それに気づかないジンはただ私を見ている
「おせぇ。」
大きくもなく、小さくもないその声が私の耳に居心地よく届く