魔女に恋した王獣
「…いつまでここにいるつもりだ。」
ドアに手を伸ばしていたとき、静かな部屋に響いたライの声
「あんたに関係ない。」
「お前はここにいていいやつじゃない。」
「ジンは、お前にシイナをかさねて見てる」
シイナ。
なんとなくわかっていた。
ジンが私を通して違う人を見ていたことを
そして、その人がシイナさんと言う人だということを
だけど、思いたくなかった。ジンが見ているのは、私だと思いたかった
今も、これからも…。
そう思う私の心に響いた声は、いつまでも冷たかった