*CLOVER*
「あのさぁ・・れぇらん・・。」

「え・・?」

誰もいない、静まり返った川原には、
川の流れる音と、風に吹かれる草の音しか聞こえない・・・

ドキン・・ドキン・・・

きっと、今の俺の顔は真っ赤だろう・・。
でも、ちゃんと伝える・・。

「告白の返事だけど・・。」

「・・・ぅん・・。」

れぇらんは、振られると思っているのか、しょんぼりぎみ・・。

「俺もれぇらんが・・・好きだ・。」
「・・・・・ぇ!?」

れぇらんがポカーンと大きな口をあけて呆然としている。
俺は恥ずかしさを押さえて、正面かられぇらんを見つめた・・

「うそ・・!?」
「うそじゃない・・。」

ポタポタ・・
「えっ!?」
れぇらんの目から大粒の涙・・なんで!?いやだったのか!?

「ぅれしぃ・・グスン・・」
うれし涙か・・。

ギューウ
俺は、れぇらんを強く抱きしめた・・。

「ぃたぃよぉ・・ウッ・・」
強すぎた・・汗

「大好き・・。」
恥ずかしがりながら言ったれぇらんがかわいすぎた・・。


ポチャン・・

魚のはねた音が聞こえた・・。
俺たちを祝ってくれたのかな・・?
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