＊CLOVER＊

「・・私、中学３年のとき、転校してきて・・仲間の輪にはいれなくて・・　
　だんだんいじめられたの・・。」
悲しそうな顔をみせないよう・・前髪で顔を隠す前川ｻﾝ・・

「・・・ひどいよな・・。」
俺は静かにつぶやいた・・。
いじめられた経験ないから・・・・
俺には気持ちわからない・・・・
言えるのは・・コレだけ・・。


「光・・・あの人いったこと・・・気になってるでしょ？」
あの人とは・・『いじめられてた・・・』って言った人のことだ・・・

「うん・・まぁ・・」

気になってないなんて・・言えなかった・・

「あのね・・私が中学２年のときね・・」

静かにしゃべりだしたれぇらん・・・

前川ｻﾝは、私もいていいのか・・って顔をしながらも、懸命に聞く・・