ただ、キミのことを好きでいたいだけ。
ひ、日香里いぃぃぃーー!
今、帰ろうとしてたのに!
よ、余計なことを…………
「お、漣! なんだ、ちゃんといるじゃん!」
駿河はぱっと笑顔になると、こちらへ手招きした。
行きたくない…………
日香里をちらっと見れば、ウインクをしている。
意味がわからない。
なんのウインクなんだ。
無視を決め込んでいたのに、
日香里の視線と、駿河の視線と、
クラスのみんなの視線が痛い。
このままお弁当食べるわけにもいかないしなぁ……
仕方なく、私はドアのほうへ向かった。