怪しい羊と迷えるオオカミ'S【完】


そして、当然のようにその小さなソファーには座らず


敷かれているラグの上にペタンと座る座敷童の友人2名。


「あ…良かったらこれどうぞ」

手渡されたのは、花柄のクッション。


その上に座り胡坐をかいて座ったのを見とどけると


パタパタと部屋の中をかけていき小さなテーブルの上にグラスと自分で作ったと思える手料理が並ぶ。


大きいお皿をコタに手渡すとマコが部屋の中から持ってきたのはアイロン台。


このぐらいかと高さを調整して、その上には美祈が花柄のカバーをかける。


設置が終わると大皿を持ったコタがガサガサと白い袋の中からお菓子を取り出し実に大胆に盛り付け再びマコへ。


立ち上がったコタはお酒の入った白い袋を持って冷蔵庫へ。


かわりに中から冷えたビールを持って戻ってくると


「ヨシッ」の掛け声。


ここも立派な役割分担が成立してんじゃねぇか。


見ているだけの瑛太はちょっとした疎外感。


俺は客だぁ。



7歳も年下の座敷童の友人と張り合ってどうする。


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