第二秘書は恋に盲目
昨日の夜見たのは何だったんだろう。本当に孝宏さんが来てたのかな?

…本当に手を繋いで寝てたのかな?

もしかして夢?
あの時は頭もぼーってして身体がふわふわしてたし、はっきり記憶してる訳じゃないし…。

だけど夢にしては、はっきりしすぎてる。
現実にしてはぼんやりしすぎだけど。

「八田さん、昨日の夜なんですけど…」

いや…。聞いてどうするのよ。
それに、孝宏さんがここに来たかどうかなんて、八田さんだって知らないよ。
< 143 / 334 >

この作品をシェア

pagetop