第二秘書は恋に盲目
「な、なんだと…。

僕よりもその男の方を取ると言うのか?
どうして!
僕のどこが不満なんだ?言ってくれよ!
そんな男よりも絶対に僕の方が君を幸せにできるんだ!」

怖い。
目を見開いて、無理矢理洗脳するかのような迫力に、ただただ後ずさるしかなく、光の道の端までどんどん追いやられる。

まずい…。
もう後ろには道がない。
少しでも下がれば、噴水の中に落ちてしまう…。

「僕と結婚しよう?
いずれわかる日が来るさ。
僕にしか君を幸せにできないんだから!」

「…っ」

両肩を掴まれ揺らされる。

「離してください」

もう駄目。我慢できない。
クビになるだろうけど…、殴らずにはいられない…!

そう思って拳を思い切り振り上げた。
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