第二秘書は恋に盲目
覚悟を決めた重たい一発。
それは四条さんに見事ヒットし、噴水にドボン。
勢いよく飛び込んだせいで水しぶきが舞っている…。

「な、なんてことするんだ!」

「あ、ごめんなさい…。

でも私、…幸せは自分の手で掴み取ります…」

「おい!どこに行く!」

バシャバシャ水を波立てて叫ぶ四条さんを放って、私は駆け出した。

振り向くことなくひたすらに走ったのは、何をするかわからない四条さんが怖かったから。
いつ始まったのかわからない肩の震えが、恐怖心を証拠付けている。
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