光のワタシと影の私
REIの想い
 地元のライブハウスでソロ活動を続けること早数年…。ライブハウスで歌えるだけ有り難いことだとも思っていたけれど、やっぱりワタシには音楽の道なんて向いていないんじゃないかと思っていた矢先のことだった。
 『キミ、イイ声してるね。さっきの曲も良かったわよ。ウチの事務所に興味無い?』
 その一言でワタシの音楽活動は豹変することになった。
 ワタシがずっと夢見ていた音楽の世界。
 だけれど、楽しいだけ、歌えることの日々の感謝だけでは到底過ごしていけるというわけではなかった…。
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