ずっと隣にいたかった……。
「お父様がね小さい頃体の弱い私が憎たらしかったらしいの。

佐倉の娘なのに病弱っていうのが。


それで……




なんども殴られたし刃物で切られたりもした。


タバコも押し付けられた。



誰にも気づかれないように……何回も……何回も。




病気が出ないように一瞬でやられた。




でもね……ある日お母様にばれたの。



お母様はお父様に命令されて泣きながら何度も私を殴ったわ。




でもね、お母様はお父様がいなくなったらごめんねって言って手当てしてくれてた。



それが6年間続いたの。


中1の時お父様が海外で働くことになったの。


それで虐待が終わったわ。




だから……なにがあってもこの子をあの男に渡さないでっ!!!!



この子が……死んじゃう……




あいつの手で殺される……」







麗「わかったわ……。



約束する。

理穂のお父様には渡さないわ。」







「ありがとう……」





よかったね……





あなたは幸せにしてあげる。
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