ドクター2
「クシュンッ!
寒い彡」
実加は朝から塗れた頭で洗濯物を干していたので、体が冷えきっていた。
リビングに入ると、すでに実はクリニックに向かっていた。
今日は午前中の診察を終えたら、愛知大学病院へ当直勤務に向かう。
実加はそのことを思い出すと、夜も実と顔を合わせなくて済むと思うとホッとした。
「ママぁ、ご飯は?
パパが昨日も一緒に食べてないから、心配してたよ。」
「食べたよ。大丈夫。心配かけてごめんね。」
そういって、かんなを送り出した。