幼なじみがあたしを〇〇の標的に!?

それ以降何も答えなかったあたしは、準備ができると、学校に行った。



「はぁ」


隣の席に女子がいるというのにも関わらず、あたしは窓を見ながら大きなため息をつく。



「どうしたのよ、小夜。

元気無いじゃん。


金曜日、あんなに嬉しそうに帰ってたじゃん」


何も知らない美菜があたしに声をかけてくる。


大斗に何をされたのか、大まかに話そうと美菜の顔を見た瞬間。



何も言えなかった。


「どうしたの?」


机に肘をつけてしゃがむ美菜が聞いてくる。


美菜に本当のこと言えないよ。


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