幼なじみがあたしを〇〇の標的に!?
無理してる。
心では辛い思いがあるはず。
そんな大斗に胸が痛くなる。
少しでも大斗の辛い思い、無くしたいと思ったのに…。
今のあたしは行き先を失ったエレベーターで、結月と2人っきり。
彼はあたしを引っ張ってから、抱きしめている。
顔が見えないため何を考えているかわからない。
「わかっただろ。
大斗がどう思っているのか。
もうアイツのことなんか考えるな」
優しい声色があたしの耳を通る。