幼なじみがあたしを〇〇の標的に!?

あ。


あたしは瞬間的にこんなことを言うと思っていなかった。


嫌いとも思っていないのに、つい言ってしまった。


もう言ったことを元に戻すことなんてできない。


黙った大斗の横を通りすぎる。


「もう会いに行かないから」


その言葉を隣りに置いて。


しかし彼に手首を掴まれた。


そこはさっきまで結月に掴まれていた所で。


より一層今の結月を思い出されてしまう。



「無理だよ。
俺達に会いに来ないなんて。

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