さくら
「絶対そうだー!拓海もついに初恋かー。お前ほんと女に興味なかったもんな」
「…悪いかよ」
「お、今さりげなく認めたな。いやーお前真子と話してるときなんかすげえ楽しそうだからさ、もしかしたら好きなのかなーって思ってたけど、ほんとに真子のこと好きだったんだな!あ、俺真子って呼ばないほうがいいのか?」
「いいよもう!好きにしろ!」
今絶対顔赤くなってる。
恥ずかしすぎて俺は優生に背を向けて大股で歩き始めた。
「でも、まじで頑張れよ拓海。真子もお前と話してるときすげえ楽しそうだからさ」
優生はそう言って俺の肩をぽんぽんとたたくと教室へ戻っていった。
ここにいても何もすることないし、俺も教室戻るか…。
「あの…」
後ろから肩を叩かれた。
振り向くと背の高い女子が立っていた。
俺とそこまで背変わんなくてちょっとへこむ。
てかこの人、どっかで見たことあるな…。
あ、そうだ。入学式の日俺のことガン見してきた奴だ。
それに俺この人の名前も知ってる気がする…。
「これ落としましたよお」
と言って青いチェックのハンカチを差し出してきたら。
「いや…これ俺のじゃないです」
「ええっ、そうでしたかあ。ごめんなさいそこに落ちてたから北川くんのかと思って」
「え、なんで俺の名前知ってんの?」
「え?なんか、かっこいいからすぐ覚えちゃった!」
なんだこいつ、気持ちわる。
「あ、そう。じゃあ」
「あたし1組の品川麻柚花っていいますぅ」
品川麻柚花?
ああっ、あの横浜から来た奴が。
この前1組にわざわざ見にいったけどたいして可愛くなかった品川麻柚花ね…。
「あたし横浜から来たばっかでまだこっちのこと全然わかんないんですぅ。よかったらアドレス交換しませんか?」
「え…なんで」
「色々お話したくて!」
断ろうとしたが強引にアドレスを聞き出され、「帰ったらメールしますね!」と言って品川は去っていった。
「…悪いかよ」
「お、今さりげなく認めたな。いやーお前真子と話してるときなんかすげえ楽しそうだからさ、もしかしたら好きなのかなーって思ってたけど、ほんとに真子のこと好きだったんだな!あ、俺真子って呼ばないほうがいいのか?」
「いいよもう!好きにしろ!」
今絶対顔赤くなってる。
恥ずかしすぎて俺は優生に背を向けて大股で歩き始めた。
「でも、まじで頑張れよ拓海。真子もお前と話してるときすげえ楽しそうだからさ」
優生はそう言って俺の肩をぽんぽんとたたくと教室へ戻っていった。
ここにいても何もすることないし、俺も教室戻るか…。
「あの…」
後ろから肩を叩かれた。
振り向くと背の高い女子が立っていた。
俺とそこまで背変わんなくてちょっとへこむ。
てかこの人、どっかで見たことあるな…。
あ、そうだ。入学式の日俺のことガン見してきた奴だ。
それに俺この人の名前も知ってる気がする…。
「これ落としましたよお」
と言って青いチェックのハンカチを差し出してきたら。
「いや…これ俺のじゃないです」
「ええっ、そうでしたかあ。ごめんなさいそこに落ちてたから北川くんのかと思って」
「え、なんで俺の名前知ってんの?」
「え?なんか、かっこいいからすぐ覚えちゃった!」
なんだこいつ、気持ちわる。
「あ、そう。じゃあ」
「あたし1組の品川麻柚花っていいますぅ」
品川麻柚花?
ああっ、あの横浜から来た奴が。
この前1組にわざわざ見にいったけどたいして可愛くなかった品川麻柚花ね…。
「あたし横浜から来たばっかでまだこっちのこと全然わかんないんですぅ。よかったらアドレス交換しませんか?」
「え…なんで」
「色々お話したくて!」
断ろうとしたが強引にアドレスを聞き出され、「帰ったらメールしますね!」と言って品川は去っていった。