夏恋
「い、いやいや、別に何もなかったよ」
全力で否定する。
どうか、渚の勘が働きませんように…
「怪し〜な〜?」
や、やめてー!!
これ以上…
「..まあ、今日のお誘いにのってくれたのもあるし言わなくてもいいよ」
おお…助かった。
別に話してもよかったんだけど、渚は口が軽そうだからな…。
「でも、またこんな時があったら強制的に聞き出すからね⁇」
渚はこういう話にはすごく敏感だから気をつけなきゃな…。
「じゃ、今日は一緒にプレゼント選びに付き合ってくれてありがと!」
「うん、こちらこそ楽しかったよ!」
「じゃ、また明日ー」
渚といつもの道でお別れして私は再び歩き出した。