203号室で暮らそう
「えっと、私、これからバイトなんだけど。陽景くん、どうする?」
まさかバイト先までついてくることはあるまい。
「ゆーかん家、戻ってていいか?」
すっかり“ゆーか”と呼ぶのを定着させた彼。
「うん。じゃあ、ハイ、コレ。合鍵、渡しとく」
私は彼の手に銀色のキーを落とした。
柚実たち……私の仲間たちとも、打ち解けたみたいだし。
なんか、やっと素顔を見せてくれたから、渡してもいいかなって思えたんだ。
まさかバイト先までついてくることはあるまい。
「ゆーかん家、戻ってていいか?」
すっかり“ゆーか”と呼ぶのを定着させた彼。
「うん。じゃあ、ハイ、コレ。合鍵、渡しとく」
私は彼の手に銀色のキーを落とした。
柚実たち……私の仲間たちとも、打ち解けたみたいだし。
なんか、やっと素顔を見せてくれたから、渡してもいいかなって思えたんだ。