センセイ。



顔をじっと見つめてると急に寒気がした。





10月なのにこんな露出高い服、着てくるんじゃなかった。







離してもらった手で反対の腕を摩る。





「ったく」





ふわっと上半身を包んだ温かさ。







それは男の人がさっきまで着ていたスーツの上着だった。






「とにかくもう家に帰れよ」
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