双姫 Ⅲ
『あ…車で行かないといけないんだった。』
思い出したけど時すでに遅し、
コンビニの前でお母さんとの約束を忘れていた。
籠に杏仁豆腐やフルーツのゼリーを入れながら
どうするか考える。
『近いから大丈夫…だよね?』
頭痛のせいで考えが甘くなってしまう。
あー…頭痛い……熱が出たかな。
フラつきながらもコンビニを出て家を目指す。
『近道…しよ。』
裏道に入り、壁に手を当て進む。
その後ろを尾行されているとも知らずに。