双姫 Ⅲ


「運転…出来たのか?」


『出来ない!!』


自信満々に否定すると湊は


「ブハッ!で、出来ねぇのに乗れって……?
ウケ過ぎて腹い、痛てぇ。」


盛大に笑いながらお腹を押さえてる。


痛いのは傷のせいだと思うんですけどね?


『乗り方なら知ってる!
それに湊の運転の仕方を体験したから大丈夫!!』


「まぁ、確かに痛みが尋常じゃ……ないな?

このままくたばるより朱羽と一緒の方が
俺にとっては幸せか。」


死ぬ前提にするな!!


『気を失ってもこの腕だけは離さないでね!?』


「女好きには殺し文句……だぞ?」


冗談かましてるけど出血量が多い。


『行くよ!!』


ブォンッ!!


初めて運転するバイクに不安を感じるも、
湊の事だけを考えて病院へ向かった。


< 431 / 520 >

この作品をシェア

pagetop