好きの音が空に響くとき
「ひどい家族だろ?」
「え、あ、いや」
「子供頃から兄さんと比べられて馬鹿にされてそれでもピアノはやめなかった」
「うん」
「兄さんは本物の天才俺はいつもその影に隠れてて」
「あたしは潤のピアノ好きだよ」
「ましろにあって俺はかわった先輩の笑顔がみたくて今は弾きたい」
「うん」
「ずっと一緒に居てくれますか?」
「うん、ずっと一緒にいたい」
潤がほっぺにそっとキスをした
「ありがと、先輩」