ドSな生徒会長に捕まりました







「せいぜい頑張って。君のこと、要らなくなったら捨てるから」




背筋に寒気が走った気がした。




……え。

……今、この人……なんて言った?



発せられた言葉が信じられなくて、その場に立ち尽くす。




「いつも怒られてたよね。『望月 凪流ぅ!』って。そのせいで名前、覚えちゃった」



おかしそうに冷たくクスクスと笑う会長。




「だから、まぁ……何日持つか分かんないけど……ダメな子って言われないようにね?

弱音吐いたりなんてしたら、ソッコー辞めさせるから」



目が真剣だ……。




────こわい。





< 24 / 111 >

この作品をシェア

pagetop