ドSな生徒会長に捕まりました
「せいぜい頑張って。君のこと、要らなくなったら捨てるから」
背筋に寒気が走った気がした。
……え。
……今、この人……なんて言った?
発せられた言葉が信じられなくて、その場に立ち尽くす。
「いつも怒られてたよね。『望月 凪流ぅ!』って。そのせいで名前、覚えちゃった」
おかしそうに冷たくクスクスと笑う会長。
「だから、まぁ……何日持つか分かんないけど……ダメな子って言われないようにね?
弱音吐いたりなんてしたら、ソッコー辞めさせるから」
目が真剣だ……。
────こわい。