私を離さないで見つめて

禁止



気持ち落ち込んでいても容赦ない父は・・・またも金を要求してきた。私の通帳を取り上げているにも関わらず、父の言い分ははした金だそうです。汗水ながして働いたのに・・
今住んでいるのは、会社の寮だから給料から差し引き

極力飲み会には行かないようにしても、私だって年頃欲しいものすら買えないって、働いている意味もない


で会社では禁止している
複職でなんとか補っている

夜の歓楽街でホステスとして
気が紛れるからいい
今まで社員に出くわす事がなかった。


「「いらっしゃいませ」」

私は・・・繭

別人になれるか、ストレス発散しているのに
よりによって見つかるとは、思わなかった。


「繭、ご指名、粗相のないように」

「いらっしゃいませ、繭です」て顔あげたら・・・・いや、冷や汗が出てきた。よりによって副社長?

「君どこかであったよな?」

「いいえ、人違いでは?」

じーっと見つめられていた。
見つめても・・・・・


ママさんに呼ばれて席をたち
奥へ引っ込んだ。
ママと副社長は何やら話していた。
< 26 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop