冷たい君の裏側。
リビングに行く前にソラくんは私にコートを渡した。

私の方は一切見ないで。

そして振り返ることもなくリビングに入っていく。

あれ?最後にソラくんに名前呼ばれたの…いつだっけ…?

ちゃんと話したのいつだっけ…?


「あ、そ、ソラくん!お風呂は?」

「ん」

「追い焚きしとくね」

「ん」


これって、会話じゃないよなぁ。
私嫌われたかな…って今更かー。


だって、いつから会話してないのか覚えてないくらいだもんね…

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