冷たい君の裏側。
やけ酒だ、と言ってお酒を飲みまくった風間さんをタクシーに乗せるために少し付き添った。

それを知華に見られているとは知らずに。


「ほら、風間さん」

「かちょおー、やっぱり私課長よりー、知華先輩の方が好きかもぉー、知れないですぅー」

「知華はあげません」


そういうと、

「じゃあ、それを知華先輩に言ってあげてくださいね」

と言い、タクシーに乗っていってしまった。

俺はスーパーによって、知華の好きなドライマンゴーを買って、いえにかえることにした。

衝撃の事実が待ってるとも知らずに。
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