「僕はずっと前から君を知ってるよ」

そしてまた、秋がくる。

貴方の命日がくる。


わたしは今年も貴方に会いに行く。

貴方に伝えたいことがたくさんあるから。


わたしはもう迷わない。

だって、お父さんがいるから。

わたしを愛してくれたお父さんがいるから。


「お父さん聞いてーーー」


今年も秋が来る。

いまだに、東の塔を訪れる度、あなたを思い出すのです。


わたしに、優しさを教えてくれた貴方を。

愛してくれた貴方を。

わたしに、



初恋の甘酸っぱさを教えてくれた貴方を。





< 67 / 67 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:12

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

世界で一番優しい嘘〜短編集〜
聖女/著

総文字数/15,284

恋愛(純愛)28ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
貴方は幸せをご存知ですか? 「大好きよ、世界で1番愛した人」 私はご存知です。 「僕をお父さんにしてくれてありがとう 生まれてきてくれてありがとう」 貴方は不幸をご存知ですか? 「僕は君に会えて良かったよ」 貴方は別れをご存知ですか? 「生まれてきてくれてありがとう」 生と死ーーー。 *~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ 「不幸とは、幸せに気づけない人のことを言うのよ」 かつて、僕に愛を教えてくれた人は、愛を注いでくれた彼女はそう言った。 色を知ることが、見ることが、できなかった彼女に僕は何か恩返しがしたかった。 それなのに彼女はいつも、僕が居てくれるだけでいいと言うから、それに甘えてしまう。 時間のなかった僕が最後に残したのは、彼女への感謝を込めた愛の手紙ーーー。 *~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ 幸せとは何かを考えさせられる、そんな癒しの物語。 彼女や彼らの物語を、いくつかのお話として短編集にしました。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop