信じろよ、俺のこと。



泣いてるあたしに貴樹が近づいてきて、

涙を拭いてくれた。


そして顔が近づいてきた。


キスされる、とまた思った。


ゆっくり近づいてきた貴樹は

あたしにまたキスをした。



「…………なんで拒否しねーの?

俺また期待しちゃうけど。」



「…………ごめ…。

本当は信じたいの。

そばにいたいの。

でも怖いの。信じるのが怖い。

また他の人にいっちゃったらって

貴樹がいなくなるのが怖いの。」



「…………俺がこんなこと言うのもなんだけどさ…」


そう言ってあたしを抱き締めた。




「信じろよ、俺のこと。」



< 162 / 170 >

この作品をシェア

pagetop