社内恋愛症候群~小悪魔な後輩君に翻弄されて~
「アイツさぁ前に、好きなタイプ聞いたら『年上の可愛い人』って答えたんだよ。だからもしかしたら合田さん狙ってんのかなぁって」
口の中に入っていたご飯を、噛まずに飲みこんでしまった。
慌てて湯のみを持ち、お茶を飲んだ。
まさか……。
確かに、合田さんは年上だし、いつも女性らしい恰好をしている。私みたいに出来ないことも意地になってできるなんて言い張らない。
「それはないでしょ! あの合田さんだよ」
滝本さんが、すぐに否定していたけれど、私の心のなかには大きな重しが乗せられたように重い。
「そうか? でも“蓼食う虫も好きずき”って言うじゃないか。そうじゃないと、わざわざ面倒な仕事手伝わないだろ」
「まぁ、そうだけど。でも合田さんはないと思う。駅前のラーメン屋のラーメン賭けてもいいよ」
「マジで?」
目の前のふたりのいつものやりとりを、ぼーっと眺めていた。
自分から彼と距離をとったのに、彼が他の女のこと仲良くしているって話を聞くだけで、こんな気持ちになるなんて、むしが良すぎる。
そうは思うけれど、どうしようもない。
一切の食欲がなくなってしまった私は、「お先に」と滝本さんと成瀬くんに告げて、先に席を立った。
口の中に入っていたご飯を、噛まずに飲みこんでしまった。
慌てて湯のみを持ち、お茶を飲んだ。
まさか……。
確かに、合田さんは年上だし、いつも女性らしい恰好をしている。私みたいに出来ないことも意地になってできるなんて言い張らない。
「それはないでしょ! あの合田さんだよ」
滝本さんが、すぐに否定していたけれど、私の心のなかには大きな重しが乗せられたように重い。
「そうか? でも“蓼食う虫も好きずき”って言うじゃないか。そうじゃないと、わざわざ面倒な仕事手伝わないだろ」
「まぁ、そうだけど。でも合田さんはないと思う。駅前のラーメン屋のラーメン賭けてもいいよ」
「マジで?」
目の前のふたりのいつものやりとりを、ぼーっと眺めていた。
自分から彼と距離をとったのに、彼が他の女のこと仲良くしているって話を聞くだけで、こんな気持ちになるなんて、むしが良すぎる。
そうは思うけれど、どうしようもない。
一切の食欲がなくなってしまった私は、「お先に」と滝本さんと成瀬くんに告げて、先に席を立った。