年下わんこに要注意


「ゆいちゃん"ああいう事"は久しぶりだったんだよね?」

どんな拷問的な質問だよ……

「……おっしゃる通りですが………」

「だから、ゆいちゃんに"良い人"が見つかるまで俺が練習台になってあげる。」

……だから、何の?

「こう言うのもなんだけどさ、男って単純だから、体の相性って大事なんだよ?そっちが上手くいかないと、気持ちも萎えるっていうか。結婚する気なんて失せるわけ。」

「……はぁ。」

「でも、実際に体の相性なんて結局は思いやりの気持ちだと俺は思うんだよね。」

イケメンが卑猥な事を真剣に話し始めたので、とりあえず聞いておく。

「だから、ゆいちゃんにそういう相手が現れた時にちゃんと上手くいくように俺が体の相性良くなる方法教えてあげる。」


それでいいよね?
とにっこり笑顔の青年。

あまりの可愛い笑顔に思わず頷きそうになってしまったではないか。

危ない危ない。
私はイケメンに弱いのだと言うことをすっかり忘れそうになっていた。


「良いわけないじゃないですか。私はまともに結婚相手探すんです!そういうの要らないです!」

よし!
よく言った私!




< 12 / 46 >

この作品をシェア

pagetop