年下わんこに要注意
「……はるくん、ごめんなさい…私、やっぱり、上手に、できなくて……っひく。」
あぁ、駄目だよ、泣いたら。
もっと鳴かせたくなるから。
「じゃあ、上手にできるようになるまで練習しような。俺がいくらでも付き合ってあげるから。」
「………はるくん、ありがとう。」
なに、お礼なんて言っちゃってるの?
そんなふにゃふにゃした可愛い顔してさ。
さっきゴム外したのも気付いてないとか、守護霊が言ってた男がヤバい奴だったらどうすんだよ。
いや、俺の方が数倍ヤバい奴か。
「…ゆいちゃん、どうやったら俺がもっと気持ちよくなれると思う?」
「……ふぇ…?」
何今の声。可愛い。
揺するのをやめて、結菜が落ち着くのを待つ。
結菜はどうしたら良いのか考えているようだ。
困っている姿も可愛い。
「……私も、動く…」
……何それ、可愛い。
「じゃあ、やってみて。」
繋がったままゴロンと体制を逆転させる。
結菜は恥ずかしそうにしながらも一生懸命に動いているようだが、俺にとっては休憩みたいなものだ。
「そんなんじゃ気持ちよくなれないよ。」
「……そ…なの?…じゃあ、どうしたら…?」
また目がうるうるしてきてる。
可愛い。
やばい、さっきから可愛いしか思い浮かばなくなってきてる。
「正解はね、ゆいちゃんがたくさん気持ちよくなったら、俺も気持ちよくなるんだよ。」
「……私が……?それなら、もうたくさん……あれ?」
「……ん?だから、もっともっと俺で気持ちよくなって。」
「……もっと…は、むりって……」
「……分かんねぇの?…もっとバカになって俺の事だけ考えとけって言ってんの。」
「…や、こわ…い、こわい……はるくんっ」
「…大丈夫。俺が全部見ててやる。」
今日も彼女が疲れ果てて動けなくなるまで何度も俺の名前を呼ばせて体に教え込んだ。