夢物語
流樹が指差すところへついていった。
ヤツにまた会ったら危ないからな。


心配してるわけじゃないんだからな‼︎


流樹の家に着きチャイムを押した。



「あら、流樹。と……あんたは‼︎‼︎
うちの子になんの用?
何をしたの?かわいい息子に。」



はぁ



まただ。
俺が悪者呼ばわりされてる。
せっかく助けてやったってのに。



「お母さん。違うよ?
おにーちゃんはね僕を助けてくれたんだ。
わるーいおじちゃんから。」



「……え?
あ、あんたうちの子になにか吹き込んだでしょ‼︎
流樹。家に入ってなさい。」



「でも…」




ッチ


もう知らん。
こんなの付き合ってられるか。
俺は急いで家に帰ったというところだ。

どこへいっても悪役。

それなのに家に帰っても…











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