夢物語
「おい。話せ、クソ野郎。
お前が私に触るなんて……気色悪い。
私に近づくなそういったでしょう。
ここはね……」
莉華?
僕、また集中してなかったか?
莉華は手を招く。
莉華の口元に僕の耳を近づけた。
なーんだやっぱここは僕の…
『支配下なんだから。』
え?
僕と莉華の言葉が重なった。
僕の頭は真っ白になった。
何も考えたくないと拒絶しているようだ。
しかし、莉華は追いうちをかける。
「ちゃんと言うこときかなきゃ
お前らモブはいつでも消せるんだから。」
それは僕のセリフだった…
はぁ
僕は現実世界に来てしまったのか……