夢物語












「なぁ……俺たち終わりにしないか?」









はぁ?










これは突然起こったこと。
今3年間も付き合っていた彼に
振られてしまった。



私自身、別にうまくいっていた……
そうは思わない。
でも、別に悪くはなかったと思うの。




〝私の何に不満があるの?
私は一般的な〝彼女〟ではいられなかったの?
この3年間はなんだったの?〟



質問攻めをしたいが
話は一方的に終わってしまった。


納得できない……
でも聞いてしまうと
なんだか未練タラタラみたいだから
聞くことができない…。



なんだか思い出すと嫌なことしか
考えれない私自身にも嫌気がさしてきた!
でも……やっぱ悪いのはアイツよね?




うん。きっとそうだ。
アイツが私を弄んだのよ…。
私はまったく悪くはないの…。
だって私は完璧な〝彼女〟だったもの。



そう考えてたらアイツのこと嫌いになってきた。
私、実は好きじゃなかったのかも。
そういう流れで付き合ってしまったんだよ。



















< 41 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop