一方通行 1
私も、あの空みたいに真っ暗・・・
・
・
「嫌になる・・・」
たかが恋愛の事で、姉と親友まで巻き込もうとして
自制心のない自分に、嫌になる。
・
・
・
・
突然背中に感じた違和感
壁に背中を預けてるような感覚・・・
・
振り向くと
大「夏が近づく風って、気持ちいいよな。」
私の後ろに座り、背を預けてる大翔がいた。
背中同士を合せた状態で座り
私の頭に、大翔自身の頭の重心をかけてきた。
・
・
仕方ないなと、小さくため息を吐き
用件を聞こうとした時
・
・
大「なんかあった?」
全てを見透かしてるような口調で、そう言った。
表情がうかがえないけど、いつもみたいに笑っている様子はない。
・
・
大「雄希とデートしてきた割に、浮かない顔してんな。」
喜べるべきものじゃなかったから
雄希が優那を好きなんだって
改めて思い知らされただけだから
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「嫌になる・・・」
たかが恋愛の事で、姉と親友まで巻き込もうとして
自制心のない自分に、嫌になる。
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突然背中に感じた違和感
壁に背中を預けてるような感覚・・・
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振り向くと
大「夏が近づく風って、気持ちいいよな。」
私の後ろに座り、背を預けてる大翔がいた。
背中同士を合せた状態で座り
私の頭に、大翔自身の頭の重心をかけてきた。
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仕方ないなと、小さくため息を吐き
用件を聞こうとした時
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大「なんかあった?」
全てを見透かしてるような口調で、そう言った。
表情がうかがえないけど、いつもみたいに笑っている様子はない。
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大「雄希とデートしてきた割に、浮かない顔してんな。」
喜べるべきものじゃなかったから
雄希が優那を好きなんだって
改めて思い知らされただけだから