君に遺された恋
結婚なんて、人生を揺るがす一大イベント。
簡単に受け入れられる問題じゃないわ。
だけどまだ私は幼くて、見切り発車で回り始めたこの運命の歯車を止める術を持っていなかった。
私はルイスを小屋に送り届け、
全身にぐっしょり汗をかいたルイスのそばで不安で涙を流したわ。
その後はあれよあれよと話が進んで、2日後には城を訪れる事になった。
両親は疑いもせずとっても喜んだわ。
「可愛いトリアですもの。王子にふさわしいお嫁さんになるわ!」
無茶よ…そんな無責任に喜ばないで。
城を訪れると「許嫁」である私を城の皆がもてなしてくれたわ。
私の両親は日中に王様と会って挨拶を済ませていて、
私は夜に公務後のエルナー王子と会うことになった。
どうしてこんな、お金持ちでも無い普通の家族が訪れているのに城の者は疑わないの?
これが魔法の力…?
私は王様の部屋に通されて、エルナー王子と初めて会った。
彼の戸惑った表情。
そりゃそうよね。
噂では心の広い優しい人だと聞いていたけど、
ぎこちなく挨拶するエルナー王子の事、少し可愛いと思ったわ。
挨拶の途中、魔女のシャーラが部屋を訪れた瞬間、
何故エルナー王子があからさまにうろたえたのか、
私にはまだその頃は分からなかった。
私は幼いながらに腹をくくった。
何があっても彼に添い遂げるわ。と…
簡単に受け入れられる問題じゃないわ。
だけどまだ私は幼くて、見切り発車で回り始めたこの運命の歯車を止める術を持っていなかった。
私はルイスを小屋に送り届け、
全身にぐっしょり汗をかいたルイスのそばで不安で涙を流したわ。
その後はあれよあれよと話が進んで、2日後には城を訪れる事になった。
両親は疑いもせずとっても喜んだわ。
「可愛いトリアですもの。王子にふさわしいお嫁さんになるわ!」
無茶よ…そんな無責任に喜ばないで。
城を訪れると「許嫁」である私を城の皆がもてなしてくれたわ。
私の両親は日中に王様と会って挨拶を済ませていて、
私は夜に公務後のエルナー王子と会うことになった。
どうしてこんな、お金持ちでも無い普通の家族が訪れているのに城の者は疑わないの?
これが魔法の力…?
私は王様の部屋に通されて、エルナー王子と初めて会った。
彼の戸惑った表情。
そりゃそうよね。
噂では心の広い優しい人だと聞いていたけど、
ぎこちなく挨拶するエルナー王子の事、少し可愛いと思ったわ。
挨拶の途中、魔女のシャーラが部屋を訪れた瞬間、
何故エルナー王子があからさまにうろたえたのか、
私にはまだその頃は分からなかった。
私は幼いながらに腹をくくった。
何があっても彼に添い遂げるわ。と…