強引同期と偽装結婚することになりました
なんだかこの二日間でとんでもない経験ばかりしている。
まさかの結婚詐欺にあったと思ったら優木くんからの突然のプロポーズ。いや、利害の一致から決まった偽装結婚か。
あの後、家まで送ってくれた優木くんはとりあえずこれだけ持っとけと何度も断る私の手に一万円札を三枚握らせて帰って行った。
「結婚、するんだよね。私。優木くんと。いいの?本当にいいの?」
ベッドに転がり、自問自答を繰り返す。いいも何もキャンセル不可と言われた以上決まったことだけど。正直、浩に未練はない。
むしろ、今までの甘い囁きや甘い蜜はすべてお金のためだったのかと思うとまた泣きそうになるけれど、それでも浩への気持ちはスパッと消えた。
でもだからと言ってすぐに優木くんを好きになるのかな。
なんだかとても疲れたのと昨日は一睡も出来なかったのとで気がつくと眠ってしまっていた。
「あれ、誰かからメールが来てる」
メールは優木くんからで、新幹線のチケットを取ったからという報告だった。もう?早い、早すぎる。
またまた新発見。割とせっかちなんだ、優木くん。でも、とうとう週末に一緒に実家に帰ることまで決まってしまった。
まさかの結婚詐欺にあったと思ったら優木くんからの突然のプロポーズ。いや、利害の一致から決まった偽装結婚か。
あの後、家まで送ってくれた優木くんはとりあえずこれだけ持っとけと何度も断る私の手に一万円札を三枚握らせて帰って行った。
「結婚、するんだよね。私。優木くんと。いいの?本当にいいの?」
ベッドに転がり、自問自答を繰り返す。いいも何もキャンセル不可と言われた以上決まったことだけど。正直、浩に未練はない。
むしろ、今までの甘い囁きや甘い蜜はすべてお金のためだったのかと思うとまた泣きそうになるけれど、それでも浩への気持ちはスパッと消えた。
でもだからと言ってすぐに優木くんを好きになるのかな。
なんだかとても疲れたのと昨日は一睡も出来なかったのとで気がつくと眠ってしまっていた。
「あれ、誰かからメールが来てる」
メールは優木くんからで、新幹線のチケットを取ったからという報告だった。もう?早い、早すぎる。
またまた新発見。割とせっかちなんだ、優木くん。でも、とうとう週末に一緒に実家に帰ることまで決まってしまった。