強引同期と偽装結婚することになりました
そして、ついに迎えた週末。あの日からお互いバタバタしていてほぼメールのやりとりしか出来なかった。
今日も新幹線の駅で待ち合わせ。神戸に帰るのは久しぶりだし、みんなに会えるのは嬉しい。
でも、やっぱり親に嘘をつくような気もするし、本当に結婚してもいいのかと自問自答はずっと続いてる。
更には、まだ企画書も白紙で、仕事もプライベートも不安要素しかない。
「悪い。俺の方が早く着く予定だったのに、遅くなった」
「そんなに待ってないよ。それより・・・」
「それより、土産買わなきゃな。葵の両親って甘いものとか平気だったりするのか?」
私が言う前に言葉を被せられて、当たり前のように繋がれる手。
更には本当にサラッと言ったけど、今、葵って私のこと呼んだよね?
今日も新幹線の駅で待ち合わせ。神戸に帰るのは久しぶりだし、みんなに会えるのは嬉しい。
でも、やっぱり親に嘘をつくような気もするし、本当に結婚してもいいのかと自問自答はずっと続いてる。
更には、まだ企画書も白紙で、仕事もプライベートも不安要素しかない。
「悪い。俺の方が早く着く予定だったのに、遅くなった」
「そんなに待ってないよ。それより・・・」
「それより、土産買わなきゃな。葵の両親って甘いものとか平気だったりするのか?」
私が言う前に言葉を被せられて、当たり前のように繋がれる手。
更には本当にサラッと言ったけど、今、葵って私のこと呼んだよね?