強引同期と偽装結婚することになりました
「俺、神戸は初めて来たかも」

「私も久しぶり。いろいろ変わってて驚きが隠せないや」

久しぶりに降り立った神戸の街。私が離れてから数年の月日が過ぎているからか、コンビニが出来ていたりたくさんの変化が見られる。新神戸から電車を乗り継いで実家へ。


電車の中では優木くんが物珍しそうに窓の外を眺めている。なんだか、その姿が少年のようで可愛らしく見えて微笑ましかった。


「初めまして、葵さんと同じ職場で働いている優木祐と申します。ご挨拶が遅れて申し訳ありません」


さすが優木くん。見事に婚約者を演じてくれている。偽装結婚とはいえ、完璧だ。私は優木くんのご両親に会ってあそこまで出来るのか不安になってきた。


それにしても、さっきの可愛らしい少年も良かったけれど見上げると改めてカッコイイ。今日の服装もかなりオシャレにしてくれているか余計にそう思った。
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