久瀬くんは〇〇恐怖症
再び自分の手を見る。

明日から…もし久瀬君に会ったら、

どう接すればいいんだろう?

もうわからない…

久瀬君の気持ちも、

明日からの接し方も、

和樹にさえ知られた自分の気持ちが

これ以上留められるのかも…

私はメールの返事を返している

和樹の存在を半ば忘れて、

しばらくそのまま動けずにいた。

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