久瀬くんは〇〇恐怖症
それでもやっぱり想いは溢れ出てきて。

「久瀬君、好き」

「っ…お前は…」

「えっ?わ…!」

ぐっと手を引かれて、

久瀬君の胸に飛び込む形になる。

「く、久瀬くっ…「…好きだ」

ドキッ…

心臓が大きく高鳴り、

真剣な瞳が目に映る。

「…俺と付き合ってください」

「っ…はい」

ゆっくり頷き返して

強く抱きしめ合ったとき、

昨日とは違う、嬉し涙が一筋流れた。
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