少しだけ嘘つきな世界。

「植物図鑑」


「めずらしいね」


「キャラじゃないしね」


「まぁ、否定はしないけど」


そう言って嫌味っぽくなく笑う。


「なんでまた急に?」


「この前学校の近くの花屋で見た花の名前を知りたくて」


アタシでさえなんであの花に惹かれたかは分からなかった。


「…ぁ、ガーベラ、って言うんだ」


「へぇ、茜ってそういうの好きなんだ」


「この花知ってんの?」


「まぁね。」


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