地獄の果てでキミを愛す
「……悪い……少し不安になっただけだ」

「……ううん」



桜を抱きしめれば、ホッとした様に俺にしがみ付いてくる。


桜が逃げる訳ないのに。
俺をちゃんと愛してくれている。


そんな事は分かっているのに。


それでも足りないんだ。
お前の愛じゃ、足りない……。


もっと俺を求めろ。
俺だけしか必要ないというくらい。


俺に狂ってくれ。


そんな俺の想いを知らない桜は
綺麗な笑顔で俺を見つめるんだ。


穢れを知らないその笑顔を
滅茶苦茶にしてやりたい……。


1度芽生えた想いは


きっと……。


もう2度と消えないだろう……。
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