地獄の果てでキミを愛す
直哉が好き。

その気持ちは今でも変わらない。


貴方が傍にいて、貴方だけを見つめて。
幸せすぎる生活を送っている。


首輪に繋がれた鎖が
貴方の愛の証だから。


どんなに重くたって
どんなに歪んでいたって


全部を受け止めたいんだ。



「桜」

「ん?」



フワリと頭を撫でられる。

貴方の大きな手のひら。

大好きなその手に目を細めて直哉を見つめた。
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