流れ星
過去

「8月8日三角公園前午後6時」
花火大会…


でも、彼は来なかった

学校にも

私達の前に姿を見せることがなかった…



「空…そら…そ…」
誰かが私を呼んでいる。






バサッ
まただ。また同じ夢を見てしまった…

立川空これは私の名前。
私は最近よくこの夢を見る…

そらは寝れなくなり
一度起きることにした



そらは仏壇の前に座る
母の仏壇だ

「お母さん私最近どうしたんだろう…」
そらがしみじみとそう呟くと

「そら?」

「あっお兄ちゃん」
彼は立川大樹

「また寝れないのか?」
お兄ちゃん空の横に座り

「裕也くんのこと?」
と聞く

さっき夢の中で私を読んでいた人物それが大原裕也


するとお兄ちゃんが
「流れ星これは涙だ。だから涙を流すと流れ星が出る。すると後にはいいことが起きる。これ母さんの口癖だったな」


「空も早く寝ろ」
と言って大樹は自分の部屋へ戻っていった。

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